Spontaブログ

薬屋さんが書くブログ

小1の娘の誕生日とBCGワクチン出荷停止

私には小学1年生の娘がいます。

つい先日、無事に7歳の誕生日を迎えることが出来ました。

 

誕生日プレゼントに「現金一万円が欲しい」という少し心配な成長の仕方をしてしまいましたが(笑)、

赤ちゃんの頃や片言喋りのヨチヨチ歩きの時代を思い出し、よくここまで大きくなってくれたなと感慨深い一日になりました。

 

そんな中、感慨に浸っているところ子を持つ親にとっては非常に心配なニュースを目にしました。

headlines.yahoo.co.jp

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報道では人体に影響はないから問題ないよという論調で書き流されている・・・

今回のヒ素検出が本当に問題無い数値であればそれは確かにほっと胸を撫で下ろすところですが、それで済ませていいのだろうか?

 

問題の本質は、

「国民のほぼ全ての幼児が摂取するであろうものに、本来混入するはずがないものが含まれていたこと」

「それに長期間気付くことの無かった管理の杜撰さ」

(※ロットNoで調べると2年以上同じ容器が使用されているらしい。SNSで見た情報なので真偽不明です。)

にあります。

 

娘が生まれ親になったことで知ることが出来た様々なことの1つに、赤ちゃんのワクチンの多さがあります。

当時、母子手帳に付属していたワクチンのスケジュールを見たときには本当に驚いたものです。

 

こんな小さい赤ちゃんに注射をいっぱい射して、しかもよく知らないワクチンだし本当に大丈夫なのかな?と感じたのを覚えています。

 医薬品を扱う仕事についている自分でさえ、こういった専門性の高いワクチンの安全性については見識がなく深く検証することは出来ません。多くの親御さんがそうだと思います。

 

「一般的な誰でも受ける予防接種だから当然大丈夫だろう」

「国やお医者様や専門家が大丈夫と言っているから大丈夫」

「国が定めたり推奨している予防接種だし、国が選んだ業者が製造しているのだから管理もしっかりしているはず」

 

といった信用から大切な我が子の成長や健康のために親は予防接種を受けさせています。

 

娘のことを考えれば約6年後にも心配なワクチンがあります。

数年前に重篤な副作用が疑われ報道された「子宮頸がん」のワクチンです。

 

子宮頸がんは現時点では唯一ワクチンのあるがんと言われています。

子宮頸がんのワクチンは2009年に日本で2価のサーバリックスが認可され、

2011年に4価のガーダシルが認可されました。

 

その後に副作用の報道がありましたが、現在は

 

ワクチンは多数の方に接種するため、ワクチンと関連がない身体や精神の異常が副作用と疑われることがある。副作用が疑われた症例の発症率が症例の自然発症率より大きく低い。従って、ワクチンの副作用とは認められない。

 

というのが医師の一般的な見解のようです。

 

当時の副作用報道があった際も、僕と妻は副作用の心配は0ではないが、それ以上に娘の女性としての将来を考えれば受けさせた方が良いと話し合ったことを覚えています。

 

しかし、今回のようなワクチンの作用に起因するものではない管理の杜撰さによる健康を脅かす可能性のあるミスがあると、また結論を考え直さなければならないのではないかと心配になります。

※BCGワクチンは子宮頸がんワクチンよりも一般的であると考えていたし、安全性について考えたことも無かった。勿論徹底した検査基準が存在するものだと疑わなかった。

 

こうした報道があるとワクチンの接種自体が良くないことだ!という極端な論調の意見も息を吹き返してしまいます。

それに影響されて接種を見合わせる家庭が増えれば、子供が本来かかる必要の無かった病気に感染したり最悪失うことの無かった命まで・・ということもあるでしょう。

 

厚生労働省やBCGワクチン製造元の日本ビーシージー製造株式会社はこのことを深く考え、今後の説明や管理体制の見直しを行って頂きたいです。

 

今、ブログを書いている時点で日本ビーシージー製造株式会社から詳しい事態説明の発表は確認できません。ホームページにも簡易的なコメントすらありません。

医薬品を取り扱うものの一人として非常に恥ずかしく、情けなく思います。

 

医薬品など「健康」に関わる業種というのは、「病気を治したい予防したい」「健康になりたい」と望む方々が疑いなく頼れるような信頼の元に成り立つ仕事です。

 

今この時点でも「わが子が接種したばかり」と胸を痛めている方は沢山いらっしゃいます。接種させた親(自分)が悪かったと嘆く方もいらっしゃいました。

 

そうした方々の為にも、本当に影響の無い数値であれば根拠と責任のあるアナウンスを製造者自らが迅速に行い、医療や薬品会社に対しての信頼を回復させて頂くことを強く望みます。