僕の娘も今年から小学生となりましたが、今どきの小学1年生の荷物の多さには驚きました。
置き勉解禁?
ランドセルの重さを量ってみた
自分が小学校1年生だった時の記憶は0ですが、実際が毎日持っていくランドセルの重さを量ってみました。
この日は国語、算数、音楽、連絡ノートに筆箱。
ここまでで3kgでした。
上記に加えて体操着などが加わり大よそ4kgで計算します。
娘の体重は20kgの為、体重の20%もの重さになります。
大人で体重75kgの方であれば15kgのものを毎日背負って通勤するようなものです。
しかも徒歩で。
これを成長期のまだ体が出来上がっていない小学1年生に毎日強いる。
…心が痛みました。
置き勉のいいところを考えてみた
- 荷物が軽くなり登下校が楽になる。
- 学校に教科書があるので忘れない。
- 行動が身軽になり咄嗟の行動に違いが出る。
- 重い荷物は成長を阻害しそうな不安から解放。
- やんちゃな兄弟に教科書をボロボロにされない。
- 親が時間割を把握しなくても大丈夫。
- ランドセルの留め具が閉まってない状態で頭を下げても教科書がドバっと出てきて恥ずかしい思いをしない。
- そもそもランドセルがいらなくなる。親の負担も軽減。
置き勉はなぜダメなのかも考えてみた
考えてみたけど1個しか思いつかなかったのでデメリットと言われてるものを書いてみます。
- ランドセルの留め具が閉まっていないあるあるがなくなる。
- 盗難やいじめのリスク。
- 整理整頓ができない。
- 家で予習復習ができない。
- 学校の雰囲気が悪くなり学力低下。
- 掃除のときに机が重い。
うん、全体的に納得できるものがないな。
盗難やいじめのリスク
これは置き勉しなくても教科書にいたずらされることはあるだろうし、教科書が盗まれなくても学校においてあるものはいくらでもある。
整理整頓ができない
むしろ教科書も含めて整理整頓できるようになるのが理想なのでは?
教科書と言う本も整理整頓できないのでは、他のものも整頓できるとは思えない。
家で予習復習ができない
本人が必要だと思った教科書を持ちかえれば予習・復習は出来る。
持ち帰ったところで予習復習をしない人はしないしする人はしっかり持ち帰る。
学校の雰囲気が悪くなり学力低下
これは置き勉によって整理整頓されない環境が雰囲気を悪くし、雰囲気が悪い学校では学力が低下するらしいが、整理整頓の欄でも記載した通り教科書も含めて整理整頓の対象とすればよい。
掃除のときに机が重い
そもそも掃除の時に机を後ろに下げるシステムがいるのか?
環境が悪いと雰囲気を悪くし学力低下を招くのであれば掃除の素人である子供が掃除した学校は環境がいいいのか?
全部否定してしまった…。
まとめ
総合して「置き勉」のメリットとデメリットでは個人的にはメリットの方が多いと感じました。
個人的に感じる一番の問題は「昔からの習慣」で思考が停止してしまっている点だと感じます。
常日頃お世話になっている先生方にはもちろん感謝をしていますが、夏に物議を醸した「熱中症」、台風21号時の「野外活動」の決行。
素朴な疑問として「本当にちゃんと検証しているの?」と疑問に感じます。
もちろん現場の教員でどうにかできる問題ではない部分も多々あるかと思いますが、
義務教育に携わる教育関係者の皆様には「昔からの習慣」で片づけるのではなく「今」をしっかり見つめ「変化」を恐れずに教育に携わっていただきたいです。