Spontaブログ

薬屋さんが書くブログ

手湿疹(主婦湿疹)を治すには。

こんにちわ。

はたらくファーマシーです。

 

最初のブログに家族の肌が弱いことを書きましたが今回は掘り下げて書きたいと思います。

 

皆さんは手湿疹(主婦湿疹)をご存知でしょうか?

現在の妻の手の状態です。

※症状をより理解して欲しいという彼女自身の意思と了解を得て掲載しています。

 

 

症状には湿度も関係あるようで湿気の強い8月に撮ったこの画像は一年の中で一番状態が良いものです。

乾燥した冬場は痒みも増し擦り切れて、手の表裏全体が火傷のように赤みがかり所々出血も伴います。

 

 

知らない人にはあまり馴染みの無い症例かと思いますので簡素にまとめます。

 

 

①概要と症状について

 

手湿疹(主婦湿疹)は一言でいえば手の平や指にできる湿疹/皮膚炎のことです。

小さい発疹・水ぶくれが出来たり、乾燥した手がひび割れて擦り切れたり。

強い痒みがありますので耐え難く、掻き毟ることで更に悪化してしまいます。

 

治療法は主にステロイド剤による消炎とクリームでの保湿が基本です。

ただ、発症した方は分かると思いますが非常に治りにくく完治が難しい。

体質も大きく関わるようで完治した後の再発率も高いです。

 

身体的な症状は勿論辛いのですが、妻は悪化した状態の手が人の目に触れることが何より辛いといいます。

治らない、見られたくない、という気持ちの苦痛も伴う病気なんです。

 

 

②なぜ手に発症するのか

 

もともと肌の弱い人がなりやすい病気ではありますが、体の他の部位は全く問題がないのに手湿疹になってしまう方も多いのです。

その要因は二つ考えられます。

 

【手の平には皮脂腺が無いこと】

【手には汗腺が多いこと】

 

皮脂腺は皮膚の表面にあぶらを分泌する線で、そのあぶらが作る皮脂膜が皮膚を

守るバリアーの役割を果たします。

この皮脂膜が手は作られにくく石鹸や洗剤で流れてしまうので乾燥が起き炎症が発生しやすいんです。

 

汗腺は汗を分泌する線ですが、水ぶくれや痒みの原因として汗腺の汗が外に放出されず皮膚内のPHが低くなることが考えられています。※汗疹

汗腺の多い手の平は元々それが起きやすい場所です。

 

手湿疹が主婦湿疹とも呼ばれているのは台所仕事(石鹸洗剤を使う)で皮脂膜が無い状態が続くこと、家事に追われたり子育てなどのストレスが汗腺のバランスを崩す事から主婦に多い病気だからです。

 

 

③何に注意すれば良いのか

 

手湿疹の原因は様々であり、体質や精神的要因との関わりも少なくありません。

ただ、はっきり言える注意すべきことが一つあります。

 

【石油系の界面活性剤をなるべく使わない!】

 

なぜ手に発生するかで書いたように皮脂腺が壊れることが大きい原因の一つで

あるので、皮脂膜を壊しやすい石油系の界面活性剤の使用には注意して下さい。

※具体的には食器洗剤、衣類洗剤、シャンプー、ボディソープなど

厚生労働省が行なったモニター調査でも手湿疹の原因の第一位となっており、

手湿疹の患者に美容師さん、調理師さん、清掃業従事者などが多いことも裏付けとなっています。

 

水を使う家事を行う時は手袋を着用すること。シャンプーやボディソープは極力

低刺激のものを使うこと。

石油系界面活性剤の影響を受ける機会を極力減らすことが予防と治療に良い影響を与えます。

 

 

④最後に

 

妻が抱えている手湿疹について自分で調べたこと、医療関係者の方に直接伺ったことをまとめてみました。

症状が慢性化していたこともあって、夫として辛さを間近で見ながら向き合うことをしていなかったな・・と自戒を込めて書きました。

健康や美容の情報を発信していきたいと思うなかで、まず家族が抱えている問題から改善に取り組んでいきたいと思います。

完治に向けて療法や効果のあるものを調べて試したうえで公開していきたい。

肌荒れやアトピーなど肌の悩みがある方に広く読んで貰えるように。

 

またご愛読よろしくお願いします。